Pt900 マラヤガーネットPN

1970年代後期から1980年代にかけて、タンザニアのウンバ川付近で発見された、比較的新種の宝石で、タンザニア以外では、ケニア、マダガスカル等でも産出されるマラヤガーネットは、パイロープガーネットとスペサルティンガーネット、もしくは、パイロープガーネット、ペサルティンガーネットとアルマンディンガーネットが混在する「固溶体」のガーネットです。
固溶体とは、“2種類以上の物質が溶け合って、均一になっているもの”のことを指します。
パイロープとアルマンディンは赤色系ガーネットで、スペサルティンはイエローやオレンジ系のガーネットなので各々の特徴が、マラヤガーネットにも見られます。
マラヤガーネットのマラヤとはスワヒリ語で「よそ者や仲間外れ」の意味でそれほどにガーネットの中では違った色合いを見せてくれることからマラヤと名付けられたと言われています。
産出地であるタンザニアのウンバ山脈から由来し、別名ウンバライトとも呼ばれ大変珍しいガーネットを主石の周りをミル打ちデザインしたシンプルゴージャスな名品です。